小林伴子 フラメンコカスタネット演奏の魅力

2012.07.15New_Icon_rd_02.png
カニサレスさんのこと

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来年の来日公演に向けて「パセオフラメンコ」の取材を受けるため、カニサレスさんが奥さんの真理子さんと一緒に来日していました。
その記事の中に彼が演奏しているfotoが欲しいというパセオの依頼で、私のスタジオで撮影、私もカスタネットで一緒に演奏するという企画でした。
ベルリンフィルに選ばれ大成功をおさめた“世界的ギタリスト”の演奏を間近で聞けるなんて最高に幸せなことです。彼が演奏を始めると、音がスタジオ中に満ちて……!!!その素晴らしい演奏と一緒にカスタネットを弾いてすご~く楽しい体験でしたよ!イェーイ!


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カメラマンの注文で、ブレリア、タンゴ、エルビト、シギリージャなど何曲も快く弾いていたカニサレスさん、人間的にもとても気さくな素敵な方でした。
「パセオフラメンコ」の1月号の記事に載るそうです。詳しい内容は“小倉記者”が書いてくれるそうなので、乞うご期待。
…撮影終了後、私のカスタネットの音楽的アプローチにとても興味を持ってくれて、また一緒に演奏しましょう、と言ってくれたのは!感激!でした。(7月9日)IMG_3311.JPG






カニサレスさん、真理子さん、「パセオ」取材の皆さんと。






2012.07.06
バイラモス!カンタモス!(踊ろう!歌おう!)

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6月29日新宿芸術家協会の「ノスタルジー都電100年を踊る」の公演、大盛況で終わりました。
「現代のカオス新宿より」というサブタイトルをいつも冠しての公演ですが、今回の特筆すべき点は“老若男女”でしょうか。10代から?80?代までの様々な年令の出演があり、企画委員としてはすごくうれしい事でした。各人が都電の駅にちなんだ作品を持ち寄り、演劇の入月謙一さんに都電の旅人として各作品をつなぐ役割をしてもらいました。
私たちの作品は「面影橋から」という題名で、ハレオの「トマ・ケ・トマ」を使って♪電車に乗ってでかけよう♪!という内容で作品冒頭に出演しました。今までのシリアスな“踊り” の作品とはおもむきの違ったフラメンコの皆で楽しむという面の代表のハレオを使った作品だったのですが、長年、ホセ・ガルバン先生よりハレオ(はやし歌)指導してもらって来ているその結果が実った作品といえます。
 歌いながら踊りながら皆で作品作りをし、とても楽しい時間となりました。……カスタネットを使った作品ではではありませんでしたが、作中、私が“パーカッショニスタとして修業”させてもらった中で、とても踊りに役立つ大きな発見がありました。
 カホンをかっこ良く近藤さんがたたいてくれるので、私は効果音の係りとなり、カネをたたき、シェイカーを振りました。ここでカスタネットでも体幹、特にはらでリズムを感じるということは前々より指導のポイントだったのですが、シェイカーを振って音を出すためには体でリズムをとらないと音にリズムが出ないのです!単純な物ほど本人がリズムを体から出さないとリズムにならず、これは良い!と皆でシェイカーを初体験して踊りの乗りを改めて確認し合いました。 シュク!シュク!シュク!…とリズム良く音を出すのはけっこうむずかしく、皆キャーキャー楽しそうでした。歌も踊りも音楽に参加することも色んなことが楽しいのがフラメンコです!
 さて、「東京理科大」という雑賀淑子さんの作品に出演した私は、先生が提案してくれたシチュエーションと音楽に写真のような自分でもびっくり(…自分の意志で自分で準備した衣装と踊りではありますが)の姿で出演し、科学者たちの実験で生まれた新エネルギーの役でロックカスタネットを弾きました。
 ギターを弾いた山本一樹君が使ったギターは“エレアコ”だそうで、そんなことも知らないくらいフラメンコギターと音楽にどっぷり浸かっていた私ですが、たまたまこの頃他ジャンルの音楽にも心惹かれるものがあって、エレキギター特にベースのかっこ良さに目覚めていたところだったので、大喜びであんな恰好で踊ってしまいました。大うけでした?…。クセになるかも…?!





2012.06.20
フラメンコカスタネット ワンポイント

材質や形が違えば音も色々。.JPG音にも性格や個性がある…?
その1
 カスタネットと一言で言っても楽器ですから…(楽器にして下さい…?)それぞれの個性があります。弾き方の項でオス・メスがあると説明しましたが、それぞれのカップルの個性は様々です。高くにぎやかだったり、低く落ち着いた組み合わせだったり、とにかく様々です。また弾く人の手や弾き方打ち方によっても音は変化します。
これから購入する人は自分の好みに合った音のカスタネットに出会えると良いですね。値段が高ければ高いほど良いというわけでもないのですが、長く使える物なので、続けるつもりの方は安ければ良いという買い方はしない方が良いと思います。相性の合う物を探して下さい。
その2
 すでに自分のカスタネットを持っている方は、打ち方によって様々な音が出ること、“タ”と一言で言っても色々な“タ”があることを意識したトレーニングをして下さい。私は普遍的な良い音悪い音があるわけではなく、そのシチュエーションにふさわしい音が良い音だと思っています。もちろんカスタネットのトレーニングでは、“良い音”が出るように練習するのですが、どんな打ち方弾き方をしたら、どういう音が出るのかをインプットする意識を持って稽古をするとより音楽的な表現でカスタネットを弾くことが出来るようになります。




2012.06.14
6月29日の会のこと

20120614.jpg私のプロフィールの中の作品紹介に何回も出て来ている新宿芸術家協会は、20年も前に新宿在住・在勤のアーティストたちが集まって始まった会です。
様々なジャンルの人たちが集まって毎年1回テーマを決めて創作活動をしています。基本的なテーマは「現代のカオス新宿より」ですが、その言葉そのままにクラシックバレエ、モダンダンス、フラメンコ、シャンソンあり、各人思い思いの趣向を凝らした作品がそろいます。
過去においては古事記だったり、ショパンだったりと題材も様々です。初めの頃は、発起人の池田瑞臣先生に誘われて受動的な参加だったのですが、フラメンコのワクから離れて自由な創作活動をする事、お題をもらってアイデアを“苦しみながらひねり出す事”にはまって、この頃では私にとって楽しみな会となっています。
なんと今年は「ノスタルジー都電100年」。私自身の作品は片桐美恵と共作で「面影橋から」、都電の風景を描写した作品です。踊り手たちは歌もうたい私はカスタネットならぬカホンを叩きます。ギターは大畑秀雄さん、パーカッションを近藤郁夫さんに応援してもらいます。今回私が踊り手として参加するのは雑賀淑子先生の「東京理科大」という作品です。昔あった牛込見附という都電の駅にちなんでの作品で、中でエリック・クラプトン風のスティールギターと共演し、ロック・カスタネット(!)を弾く予定です。自分でも驚く展開になっています。どうぞお楽しみに!


2012.05.31
シバ犬に任せてはいられない

20120601.jpgワタシだってまけないわヨ!私のカスタネットのホームページがいよいよスタートします。……した。
カスタネットは私の大切な表現手段ですが、つい2ヶ月前までこんな形で皆さんにお目にかかるとは思ってもみませんでした。
今でもパソコンはアナログ人間の私には遠い事なのですが…でも自分が興味を持った音楽を色々と調べてみようと思ったのがきっかけで“ついでに”カスタネット演奏というキーワードをグーグルで開けてびっくり。
ナントその日出て来たのはシバ犬ちゃんでした。
私はシバ犬大好きですが、どうひいき目に見ても鼻ヅラで断続的にコン……コン、とおなじみの赤と青のカスタネットらしきものをつつく様子は演奏とはほど遠く、ドヘ~~!これが出て来るか!とびっくり、期待していた名手ルセロ・テナやグラン・アントニオは、直接名前で引かなければ出て来ないことが分かりました。
今ではそんな名手たちの名前をフラメンコを習っている人たちでも知らない時代になって来ていることを思えば、私が自分のことを高田馬場に生息する絶滅危惧種などと冗談半分本気半分で言っている場合でないなぁと感じました。
このホームページがカスタネットの豊かな可能性を知るきっかけとなってくれたら嬉しいです!!

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